Gardening

楽しい・おいしい・うれしい家庭菜園をはじめよう

基礎編

お家で野菜づくりをはじめてみたい。
でも「畑仕事をするスペースがない…。」「野菜を育てたことがない…。」
「準備や世話が大変そう…。」 そんな理由からあきらめている方も多いのではないでしょうか。
今回は本格的な畑にしなくても、お家のデッキやアプローチ、 マンションのベランダなどのちょっとしたスペースで手軽に美味しい野菜を作る方法をご紹介します。

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楽しい・おいしい・うれしい
家庭菜園をはじめよう

家から遠い場所にある畑とは違い、お家にあるから世話も簡単。お家の中から野菜が実っていく風景を眺める楽しみもあります。 そして自分で作ったとれたての野菜が並ぶ食卓はきっと格別なものになるでしょう。

毎日の暮らしに「楽しい・おいしい・うれしい」
家庭菜園を取り入れてみませんか?

戸建て住宅で楽しむ家庭菜園

日当たり・土質をチェックしましょう。

戸建ての庭に菜園を作る場合チェックしたいのは、日当たり・風通し・土質です。日当たりのいい場所でトマト、大根などを育て、半日陰の場所は里芋を育てるなど、野菜の性質に合わせた場所選びが大切。また、面積を生かして輪作ができるのも戸建て菜園のメリット。場所ごとに野菜の属する科を決め、ローテーションすることで連作障害を避けられます。

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果樹

柿・梅・ユズといったおなじみの果樹やブルーベリー、ジューンベリーなどのベリー類もおすすめ。たくさん取れたらジャムなどにして保存。

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水道

毎日の水やりに、外水道は不可欠。収穫したものの泥を落とすために、流しも設置すると大変便利。

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緑のカーテン

夏の日差し対策に取り入れたい緑のカーテン。ゴーヤが人気で、上手に育てればひと夏で100個以上実をつけることも。

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ウッドデッキ

摘みたてハーブでハーブティーや、採れたての野菜や果物を味わってみたり。ウッドデッキで菜園の楽しみが広がります。

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アプローチ

人の目に触れやすいエントランス周りは色彩豊かに。野菜だけでなく花を一緒に植えるとGOOD。プランターや鉢でエリア分けをしっかりと。

ベランダ菜園

青空を眺めながら野菜づくり

マンションだからといって野菜づくりを諦めていませんか?
プランターの置き方をひと工夫するだけで、限られたスペースでも野菜づくりが楽しめるんです。
青空を背景に、あなただけの素敵な家庭菜園をつくることができます。
プランターや支柱を少しこだわって好みのものにするだけで、菜園空間もずっと豊かに引き立ちます。

point

高低差をつけて野菜やハーブのプランターを並べれば、ベランダでもさまざまな野菜を育てることができます。スタンドやハンキングも上手に活用しましょう。プランターは移動しやすいように持ち運びしやすいものを選んで。

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高低差をつけて野菜やハーブのプランターを並べれば、ベランダでもさまざまな野菜を育てることができます。スタンドやハンキングも上手に活用しましょう。プランターは移動しやすいように持ち運びしやすいものを選んで。

アプローチ菜園

賑やかにお出迎えする野菜たち

家の顔とも言えるアプローチ。
きれいな花が咲いているのもステキですが、そこでカラフルな野菜たちが並んでいたら、道ゆく人たちも楽しい気持ちになることでしょう。
香りの良いハーブや色鮮やかな野菜の活躍で、ご近所さんとのコミュニケーションもどんどん広がり、より豊かなガーデンライフを送ることができるはずです。

point

アプローチの舗装の左右に野菜やハーブのコーナーを設けてみましょう。トレリスで高さを出してみたり、レイズベッドで区分けすると、コンパクトでも豊かな菜園にすることができます。花と実を両方楽しめるベリー類などおすすめです。

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アプローチの舗装の左右に野菜やハーブのコーナーを設けてみましょう。トレリスで高さを出してみたり、レイズベッドで区分けすると、コンパクトでも豊かな菜園にすることができます。花と実を両方楽しめるベリー類などおすすめです。

栽培計画をたてよう

栽培には適期があります。
年間の栽培計画をたてて
効率的に育てましょう。

野菜を美味しく育てるには、適期を守ることが大切。それは、種をまく時期や苗を植え付けるタイミングのことです。そこで、ビギナーにオススメの野菜の適期についてまとめました。

野菜の品種には、一般よりも早く収穫できる早生種、一般的な時期に収穫できる中生種、通常より遅い収穫となる晩生種があり、同じ野菜でも品種によって育成期間(種まきから収穫まで)が異なります。品種の特性を知り、上手に育てることで収穫を長く楽しむことができます。

栽培適期

ミニトマト

果菜類人気No.1!オススメ家庭菜園

ナス科のため、連作を避けましょう。
乾燥した気候を好むので、水のやりすぎに注意。

栄養価たっぷりの優等生!

家庭菜園の一番人気を誇る真っ赤なトマト。うまみ成分のグルタミン酸が豊富に含まれています。また、カリウムは高血圧予防に、リコピンやルチンは老化の原因と言われる活性酸素を退治、と栄養価の高さは抜群です。品種も豊富ですが、初心者には育てやすいミニトマトがおすすめ。

雨が病気のもとになることも

原産地は南米アンデス山脈の高地。多湿が苦手で乾燥した気候を好みます。ですから、水のやりすぎは避け、雨による泥はねも病気の原因になりますので気をつけましょう。
また、雨に当たると果皮が裂けやすくなります。これらを防ぐために雨よけのシェードを設置するのが得策です。

  • 作りやすさ

  • 発芽温度

    24~30℃

  • 栽培適温

    夜温15~昼温25℃

  • 日当たり

    湿度

  • 主な種類

    大玉トマト、ミディトマト(中玉)、ミニトマト、
    フルーツトマト など

ナス

ナス科のため、連作を避けましょう。高温多湿を好み、日本で育てやすい。肥料はたっぷりと。

  • 作りやすさ

  • 日当たり

  • 湿度

キュウリ

ウリ科のため、涼しい気候を好みます。真夏を避けて、初夏と秋に収穫するのがベスト。

  • 作りやすさ

  • 日当たり

  • 湿度

リーフレタス

キク科。結球させる必要がなく、暑さ・寒さに強いので、初心者でも育てやすい。

  • 作りやすさ

  • 日当たり

  • 湿度

ホウレンソウ

アカザ科。涼しい気候を好み、暑さに弱い。酸性土壌が苦手なので、酸度調整をしっかりと。

  • 作りやすさ

  • 日当たり

  • 湿度

ブロッコリー

アブラナ科で多湿を嫌う。春より、秋蒔きの方が育てやすい。スティックブロッコリーもおすすめ。

  • 作りやすさ

  • 日当たり

  • 湿度

パセリ

セリ科。種からも簡単に育てられる。乾燥に弱く、生育期間中は水切れに注意が必要。

  • 作りやすさ

  • 日当たり

  • 湿度

バジル

ハーブ人気No.1!爽やかな香り

シソ科。日本の気候と相性が良いので、適度な室温と日当たりでたくさん収穫できる。

日本での栽培にうってつけ

食用として、またコンパニオンプランツとしてもトマトとの相性の良いハーブです。バジル独特の風味はリナノールなどの香り成分によるもの。鎮静作用や集中力を高める効果があるのだとか。
原産地はインドやアフリカ。シソ科の一年草として日本では春に種まきをします。日本の気候とのマッチングもよく、日当たりの良い所に植えればたっぷり収穫できます。イタリア料理にはもちろんのこと、乾燥させてハーブティーとしても楽しめます。

  • 作りやすさ

  • 発芽温度

    20~25℃

  • 栽培適温

    20~30℃

  • 日当たり

    湿度

  • 主な種類

    一般に料理に使われるのはスイートバジル

セージ

シソ科。暑さや寒さ、乾燥にも強く育てやすい。根腐れをおこさないために水はけには注意。

  • 作りやすさ

  • 日当たり

  • 湿度

ローズマリー

シソ科。繫殖力が強く、乾燥を好む。強い日差しにも耐えるが、半日陰でも育つ。

  • 作りやすさ

  • 日当たり

  • 湿度

道具を揃えよう

野菜づくりに必要なアイテムってなに?
初めての方もこれを見れば安心!!

野菜づくりには専用の道具が欠かせません。スムーズに作業を進めるためにも、ある程度の道具が必要になります。ホームセンターや園芸店などで購入できます。

クワは、女性向けに一回り小さいサイズのものも販売されています。きちんと手入れをして、手にしっくりくるまでなじませましょう。ジョウロやホースは、毎日の水やりに必要なので、容量が大きめで、ジョウロはハス口が取り外せるもの、ホースは水量が調節できるものがオススメ。また、ペットボトルなどを上手に利用してもよいでしょう。

まず揃えたい道具

まず揃えたい道具
  • レーキ

    土の表面をならしたり、刈り取った雑草を集めるのに使う。

  • 移植ゴテ

    小型のスコップ。苗の植え付け、土を混ぜるなど多岐にわたり活躍。

  • カマ

    雑草を取り除く際に使うほか、ハクサイやキャベツの収穫に使える。

  • 麻ひも

    支柱を固定したり、果菜類を誘引する際に便利。

  • 収穫物を運んだり、土を入れておいたりするのに便利。

  • 備中グワ

    クワの先が分かれているので、深く耕すことができる。

  • フルイ

    土をふるう。土の粒の代償を分けるほか、種まき後の覆土などに。

  • ハサミ

    トマトやナスの収穫、剪定にも使える。また、袋や紐を切るのに便利。

  • 除草ガマ

    雑草の根に刃を差し込むようにして除草する。少しの力で根ごと除草できる。

  • スコップ

    土を掘る、耕す、天地返しの際に使うほか、イモ類など根菜の収穫に役立つ。

  • クワ

    畝たて、土寄せ、除草など、幅広く利用できる家庭菜園の必需品。

あると便利な道具

あると便利な道具
  • 土入れ

    口が斜めに広く開いているので、土をすくい入れるのに便利。

  • ガーデンホーレーキ

    「ホー」と「レーキ」が一緒になったもの。手元の土を耕したり寄せたりできる。

  • ハンドホーキ

    土やわらなどをさっと掃いて片付けるのに重宝する。

  • 計量カップ

    液体肥料などを薄める時に使う。

  • メジャー

    畝の幅や株間を測るのに便利。

  • ペーパータイ・結束バンド

    果菜類を誘引する際や、支柱への結びつけに使う。

  • ジョウロ

    水やりのほか、液肥を施す時に使う。ハスロが取り外せるものがオススメ。

  • 霧吹き

    肥料や天然農薬などを薄めて散布するのに便利。

  • 蚊取り線香

    作業中の虫刺され予防に。

  • 育苗トレイ

    種を蒔き、苗を育てるためのトレイ。ひとマスの大きさはさまざま。

  • ホース

    菜園の広さにあった長さのもの。手元で水量が調整できるものが便利。

どんな服装がいいのかな?

どんな服装がいいのかな?

服装は動きやすさを重視したうえで、家庭菜園専用の汚れてもいい服や靴を用意しましょう。長靴は柔らかな素材のものを選ぶとしゃがんでも作業しやすいでしょう。夏場でも虫刺されや日焼けをするので必ず長袖長ズボンで。熱中症対策の帽子も忘れずにかぶりましょう。

どんな服装がいいのかな?
まとめ
家庭菜園でうまく育てた野菜達は美味しさも違うのでは?最低限の道具を揃えれば、すぐに家庭菜園できますよ。今回ご紹介したポイントも踏まえて、ぜひおうち時間に家庭菜園を楽しんでみてはいかがでしょうか。
最初から上手に育てなければと意気込まないで、まずは野菜作りを楽しむことを目的にして気軽にチャレンジしてみましょう。
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